ちょっと上を目指す人におススメの英語の本

こんにちは。新人にもブログリレーが回ってくるのか!?と驚いておりますESCO新人のヨーコです。年齢がベテランだからこれくらい大丈夫でしょう?的な愛の鞭でしょうか。なかなかスパルタな会です。(ウソです。皆さん優しいです。)

 

何を書こうかと色々考えましたが、とりあえず今日はマジメに英語の話を書こうと思います。英語を勉強し続けて四半世紀の私が最近読んで「かなり良い!」と思った本を二冊紹介します。

 

1「ヘミングウェイで学ぶ英文法 倉林秀男 河田英介」

2「英文解体新書 北村一真

 

ここ最近、英語業界で話題になっております二冊です。

 

1「ヘミングウェイで学ぶ英文法 倉林秀男 河田英介」

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ヘミングウェイの短編が6つ収載されています。

◆和訳

◆英文

◆文法の説明

◆内容の解説

がそれぞれについています。

ヘミングウェイ大好きっこ

ヘミングウェイを英語で読んでみたい人

③高校レベルの文法が実際の小説でどのように使われているのか知りたい人

④短編小説を読んでもその意図がよく分からない人

⑤ただの英語オタク

に向いていると思います。

 

私は、英語オタクでありながら、あまり本を読まないまま年をとってしまい、ヘミングウェイもただの1篇も読んだことないんですよね。ですので、この機会にぜひヘミングウェイを読んでみよう!と手に取りました。

 

彼の英語はとても平易なんですね。驚きました。なのに、ちっとも読んでてピンとこないのです。まあ、内容は分かるんですよ?でも、なんていうか、最後まで読んだ時に「で???」ってなるんです。で、なんかモヤモヤしたまま解説を読むと「えええ!!!そんな話だったの!!!?」とひっくり返る。ただいま5編まで読みましたが、いまだヘミングウェイおじさんにチューニングが合いません。

 

でも、こういった解説がなかったら、一生ヘミングウェイおじさんとは心が通い合えなかっと思われますので、こういう解説本は私には必要だなぁと実感しています。言葉の少ない短編小説には、行間を読むというか、それ用の「読み方」というものがあるそうです。因みにヘミングウェイ

「描く対象の8分の7を水面下に隠す省略的な創作方法を用いている」本書より引用

そうです。(隠しすぎだろ。)解説本が無ければ一生彼の意図に気付かぬまま過ごすハメになるところでした。

 

文法の解説は「高校の文法を習得していればほとんど馴染みのあるもの」がほとんどでしたが中には「ほう!」と唸るものが入っており感動します。

 

以下引用

“I’m going down and get that kitty,” the American wife said.

“I’ll do it,” her husband offered from the bed.

“No, I’ll get it. The poor kitty out trying to keep dry under a table.”

 

なんて文があるんですけど、私なんて「へ~。旦那さん優しいじゃん。」なんて読んでたのですが、解説では「ここでは夫婦のすれちがいが感じられます。」とある。

えええ!!!

妻の方が be going to を使っているのに対し、旦那さんの返答が will だから。といった事から文法の解説が始まります。なかなか興味深いでしょう?

 

ぜひ、短編小説の読み方に興味のある方、文法の理解をもう少し深めたい方は読んでみて下さい。

 

2「英文解体新書 北村一真

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こちらは、かなりマニアックです。ゴリゴリの英文解釈の参考書です。

①高校の文法は理解しているけど、映画を見たり本とか読んでると何か分からない構文が出てきて困っている人

②文の形が気になって仕方ない人

③ただの英語オタク

におススメです。

「英語はフィーリングだぜ~~!」って人は絶対に手にとってはなりません。死にます。

なんせサブタイトルが「構造と論理を読み解く英文解釈」ですから。

このタイトルで、ゾワ~と気分が悪くなった人は読むのをやめましょう。ワクワクした人は読んでみましょう。

 

本書に出てくる例文はマニアックではあるけれど、実際、よく使われている文ばかりです。今まで「高校で使ってた文法書を隅から隅まで読んでも、どの文の形か分からない!」という文に何度も遭遇して涙目になっていた私には神の啓示のような本でした(笑)。例題の長~い一文がどこで切れるのか?主語はどこなのか?など5分くらいかけて読み解いたつもりが、解説を読むと、その解釈は間違っており「ここじゃなくて、そこで切れるのかーーー!!!」と声を出して叫んだこと数知れず。

 

例題に難易度が★で示してありますが、★★★★★の例題を読む前は、さながらラスボスとの対決態勢!そういったゲーム感覚が好き、という方にもおススメします。私も、最後まで解説を読んだにもかかわらず、いまだ読み解けていない例題があります。ぜひ一緒にラスボスと対峙しましょう。力を合わせれば倒せるかも!

 

以上です。

読んでみたくなりましたか?ちょっとゴリゴリすぎましたかね?どなたかの胸にさされば幸いです。読了した際にはぜひ語り合いましょう。

 

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